臨時掲載

「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」 http://3maisou.com/トミー・リー・ジョーンズの監督・主演作。ヴィム・ヴェンダースの「ランド・オブ・プレンティ」と共通のモチーフ・主題を、しかし別の手触りで、誠実に、今日のアメリカ映画として作り上げる…

しばらく、お休みします。

というよりは、無期限閉鎖、という方が正しいでしょう。時間ができるまでは、ここは放置しておきます。

最近見た映画

ジャン・グレミヨン「白い足」 マノエル・デ・オリヴェイラ「言葉とユートピア」 マノエル・デ・オリヴェイラ「不安」 溝口健二「噂の女」 トビー・フーパー「スペース・インベーダー」 ジャン=ピエール・リモザン「カルメン」 アブラム・ローム「未来への迷…

最近観た映画

先週末は、あまり見ることが出来なかったのですが… ポール・ハギス「クラッシュ」 カリン・クサマ「イーオンフラックス」 ジョナサン・デミ「クライシス・オブ・アメリカ」 デヴィッド・クローネンバーグ「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 アンドリュー・…

DVD発売メモ

神代辰巳監督の作品と、小沼勝監督のとても好きな作品がDVD化される模様。メモメモ。 神代辰巳「黒薔薇昇天」 神代辰巳「恋人たちは濡れた」 神代辰巳「少女娼婦 けものみち」 神代辰巳「やくざ観音 情女仁義」 小沼勝「さすらいの恋人 眩暈」 どれもめち…

最近見た映画&買ったCD

(最近見た映画) マキノ雅弘「次郎長三国志」シリーズ 第6部〜第9部 ジェームス・マンゴールド「ウォーク・ザ・ライン 君に続く道」 川本喜八郎「旅〜2006 Remix ver.〜」「詩人の生涯」「火宅」「いばら姫またはねむり姫」 マックス・オフュルス「たそが…

最近見た映画と最近買った漫画

まだまだペースがつかめていません。4月くらいには復活したいです。最近見た映画。 マキノ雅弘「次郎長三国志」(東宝版)第1部〜第5部 ダグラス・サーク「第九交響楽」 マシュー・バーニー「拘束のドローイング9」 ヴィム・ヴェンダース「アメリカ、家…

最近観た映画と買ったCD

まだまだ、生活のペースがつかめないまま来ています。4月までには復活したいのですけれど。映画について、文章を書かない生活は不健康です。(最近観た映画) 「ろくでなし」吉田喜重 「プロビデンス」アラン・レネ 「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」青山真…

最近見た映画。

このところ、多忙もあり、お休み中です。そのうち復活します(たぶん)。最近見た映画。 「キングス・アンド・クィーン」 「”男たちとともに”演技する レオ」 アルノー・デプレシャンのこの2作は、本当にすばらしかったですよ。

最近見た映画。

諸事情から、毎日更新はしばらく出来そうにないので、しばらくは飛び飛び更新で行きます。変に忙しいですね。映画は、時間の隙を見てみています。あとで、それぞれなんらかのものを書きたいのですが、タイトルだけ書いてしまうと、 「ある子供」 「愛よりも…

キングピン"ストライクへの道"

ファレリー兄弟の「キングピン"ストライクへの道"」をDVDで見ました。キングピン~ストライクへの道~ [DVD]出版社/メーカー: ケイエスエス発売日: 2005/12/22メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る父と地元の熱い期待を背負いプロボ…

輪廻

風邪をひくのは得意です。昔と比べれば健康になりましたが、ともあれ何かと風邪をひきます。清水崇監督の「輪廻」を見ました。観光地のホテルで、自分の息子と娘を含め11名の命を奪い自殺した大学教授…35年前に起こったその大量殺人事件の死者たちが、輪廻転…

アメリカの友人

案の定、帰省中に2キロほど体重がアップし、その後も拡張された胃袋に順調に食べ物を放り込み続けました。まずいです。そろそろ節制しないといけません。お正月DVDシリーズは今日で最後です。ヴェンダースの「アメリカの友人」です。ヴィム・ヴェンダー…

Flash Game / 鏖 -MINAGOROSHI-

忘れないうちに。もうすぐ、日仏学院で、カイエ週間です。 日仏学院「カイエ週間」 アルノー・デプレシャンの作品の上映があり、なんとデプレシャン自身の来日もあるのです。行かないと!…大した理由もなく、気力が失せて、家出ウダウダしているとき、暇つぶ…

ストリート・オブ・ノーリターン

正月に家族で愛の映画を見ようと思って、サミュエル・フラーの「ストリート・オブ・ノーリターン」を見たのでした。ゴダールの「アワーミュージック」を見て、見たくなった、というのもあります(映画の終わり、「天国」と題された一連のショットのなかで、…

堂本剛の夜明けまでしんどい / 赤い影

「堂本剛の正直しんどい」は、数少ない、お気に入りのテレビ番組で、といっても、基本テレビはあまり見ないので、見逃すことも多々あるのですが、時々、深夜に、放映にあたると、得した気分になるのでした。その特番が、今テレビで放映中です。「堂本剛の夜…

魔太郎がくる!! / 白い肌に狂う鞭

ある意味、「魔太郎がくる!!」は、裏ハリー・ポッターなのではないでしょうか。「いじめっ子=悪」を「許さない(コノウラミハラサデオクベキカ)」といって、「メガネのいじめられっ子」が、魔力で敵を倒していく。ほら、あらすじ同じだし(強引)。強く影…

ダンディー少佐 / ワイルドバンチ / 駅伝

駅伝というのは、倒錯的な悦びを与える仕組みであるように思うのですよね。まず、巧みに、個々のスピード・能力の問題は焦点化されないようになっている。結局は、チームの勝敗が重要であり、個別の区間における結果は、それほど重視されない。それは当然で…

静かなる男 / 新年につき帰省中

新年につき、帰省中です。黙っていても、ご飯が出てくる状況はなかなかに危険です。胃が重くて仕方がありません。DVDでジョン・フォードの「静かなる男」を。今年の映画初めです。静かなる男 [DVD]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 2000/04/28メディア: DVD…

キング・コング(2)

昨日の続きです。しかし他方で、調和の取れた愛の物語、キング・コングとアンとドリストルの三角関係の映画としても、この映画は成立しています。そこにおいて、むしろ映画は、完全な調和を帯びてコントロールされるともいえます。それは、どこか遠く、ヒッ…

キング・コング(1)

ピーター・ジャクソンの「キング・コング」が、2005年度の最後を飾る作品です。見たのは、実はかなり前なのですが、なんというか、やっぱりこれがとりかな、と。期待に違わない、傑作だったのです。 ピーター・ジャクソン監督「キング・コング」公式HP この…

女系家族

三隅研次監督の「女系家族」を、テレビで見ました。久しぶりに見直したのですが、やっぱりこれは傑作ですね。DVDも出ています。女系家族 [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07/29メディア: DVD購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (23件)…

ボブ・ディラン「ノー・ディレクション・ホーム」

BGM : 追憶のハイウェイ'61追憶のハイウェイ61アーティスト: ボブ・ディラン出版社/メーカー: Sony Music Direct発売日: 2005/08/24メディア: CD購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (53件) を見るマーティン・スコセッシが撮った、3時間半ものボ…

ディア・ウェンディ / ゾンビーズ

ラース・フォン・トリアーが脚本を書き、トリアーのドグマ95の仲間であり、ドグマ作品の第1作目「セレブレーション」の監督でもあるトマス・ヴィンターベアが監督した「ディア・ウェンディ」は、トリアーとヴィンターベアのアメリカ映画に対する複雑な感情…

秘密のかけら

アトム・エゴヤンの「秘密のかけら」を見ました。あまり得意な作家ではないのですが、面白く見られたのは、この映画のある種のいかがわしさが好きだからです。つまり、観客にどこかほんとうの姿を明かそうとしないところですね。 アトム・エゴヤン監督「秘密…

大掃除 / PET

映画化を切望するコミックがあるので、サンタクロースにお願いです(笑)とかいいながら、この日記も、ずっと後日に書かれています。ペット 1 (ビッグコミックス)作者: 三宅乱丈出版社/メーカー: 小学館発売日: 2003/01/30メディア: コミック購入: 2人 クリ…

ロード・オブ・ウォー

例によって、この日記は、実際に書かれた日付がでたらめなのですが、せっかく、クリスマス・イブですから、思い出し底部に見た映画について書きます。 アンドリュー・ニコル監督作「ロード・オブ・ウォー」公式HP 監督のアンドリュー・ニコルは、「ガタカ」…

ゲルマニウムの夜 / ニートとフリーター

最近、「ニート」「フリーター」といった言葉の用法が、政府によって、ゆがめられている、という話を聞きました。たとえば、「フリーター」ですが、Wikipediaから転載すると(フリーターでサーチしてください)、このように、内閣府・厚労省それぞれで規定さ…

ディック&ジェーン 復讐は最高!

私は見逃しているのですが、一部で評判の高かった「ギャラクシー・クエスト」のディーン・パリゾットが監督、ジム・キャリーが主演した「ディック&ジェーン 復讐は最高!」を見てきました。 ディーン・パリゾット監督「ディック&ジェーン 復讐は最高!」公…

男たちの大和(2)/ ALWAYS 三丁目の夕日(3)

おとといと昨日の続きです。ある種の閉ざされた政治/美意識が、支配的な状況を作る(映画における大ヒットだけが、そうした状況を作っているとは思いません。むしろそれは、一症候であるにすぎない)として、問題は、単純にであれ、それに抵抗する諸力が、…