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大島輝之大谷能生、植村昌弘の3人の新しいユニット。と書いても、実は大島氏がリーダー兼ギタリストであるというfeepの音を聞いたことはないですし、植村昌弘が所属する渋さ知らズも聴いたことがないので、ただ日本人が集まっているという程度の認識なのですが(笑)。

オウテカの音楽を聴くと、足が8本ある人のための音楽、という風にいつも思うのですけれど、そのたとえの延長で言えばsimは、足が1.5本、あるいは1.7本、0.8本の人のための音楽といえそうな気がします(差別的な意図のある表現ではないのですが、ご不快な方がいたら深くお詫びします)。池田亮司のような、音そのものを巡るスペクタクル(?)ではなくて、simには、ダンスがあるように感じるので、そういう例え方になるのですが。という感じ方は、ダムタイプの音楽をしている池田亮司のことを引き合いにする時点で間違っているかもしれません。とはいえ、更に無理な区分けを私なりにしてしまうと、池田亮司の音楽で踊るのは、音と踊りが同時に起こる場所での出来事だとして、simは、むしろ積極的にダンスを促しながら、しかし、それが普通には不能な状態を作り出し、結果的に脳を踊らせるのではないか、と感じるのでした。

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