Mercury Rev

Mercury Revというと、「All Is Dream」をだいぶ聴き込んでいました。谷村新司「昴」みたいにはじまる「The Dark Is Rising」という曲がまず好き(笑)。「(笑)」ってつけちゃいけないのかもしれないけれど、好き。「涅槃」というよりも「涅槃(はーと)」な感じが好き(笑)。テルミンふにゃふにゃの「Tides Of The Moon」も、「涅槃(はーと)」って感じですね。ああ、全曲、好きかも。軽い悪意を抱いた確信犯のポップミュージック。というのは穿った見方なのでしょうか?正直言うと、よくわからないのです。まじめに、こういう音を求めているのかもしれないし。アンディ・パートリッジのような強固な悪意のこもったポップ・ミュージックなら、すっと腑にも落ちていくのですけれど。

All Is Dream

All Is Dream

「すべて夢だよ」とか言われても、なんか、ごまかしみたいに聞こえてしまう。私の心が汚れているのでしょうか?

アルバムを替えて「Deserter's Songs」にしてみようかな?

Deserter's Songs

Deserter's Songs

「Opus 40」が入っているアルバムですね。しっとりだ。

最近、人に紹介されて「Chasing A Bee EP」「Something For Joey」も聴いたのですが、これらは、だいぶ上記の2枚とは違う、ちょっと変わった音を出す、でも実にバンドっぽい感じのミニ・アルバムでした。しっとり箱庭感がないのです。どっちが好きか、といわれると、私はMercury Revの場合!箱庭感のほうですね。嘘つきには嘘つきでいて貰う方がいい、という感じなのです。