小沢健二 / アル・グリーン / クリスマス・ソング

そういえば、クリスマスがもうすぐです。不幸にも、キリスト教徒ではない私には関係のない日ですが、2つの意味で恩恵を受けてはいます。ひとつは、ケーキをたらふく食べて罪悪感を感じない日として重要であり、もう一つはクリスマス・ソングという素敵なジャンルを可能としていることです。あらゆる音楽のジャンルを横断しうる、無条件な幸福の存在を前提としたクリスマス・ソングという「ジャンル」が、良くも悪くも力を帯びること。祝祭の幻想が奇跡的な実体を、歌として得ること。そんなところから、理想とかね、自分にとって一番心地よいものとかを、見出すのは、それはそれで自然だと思うのです。ただ、それがどれほど美しくても、溺れてはいけないわけで、その意味でも無神論者のクリスマスはなかなか有効かもしれません。

そんなわけで小沢健二の「LIFE」を聴いています。名曲揃いですねー。T1「愛し愛されて生きるのさ」は、理想を巡る遠大な夢と日常とのスパイラルなイメージをメロディに織り込んだ、クリスマス・ソングじゃないけどクリスマス・ソング的な名曲。T5「ドアをノックするのは誰だ?」ははっきりとクリスマス・ソングですね。T6「今夜はブギー・バック」もこのアルバムに収録なのね。懐かしい。ああ、T3「東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー」も好きだなぁ。カラオケ行きたい(笑)

LIFE

LIFE

ただ、キリスト教徒でもないのに、教会で結婚式とか、よくわからないですけれどね。コスプレじゃん(笑)。無自覚なコスプレなんて、ろくでもない気がする。

I Get Joy

I Get Joy

そして、なんとなくアル・グリーン